質問の少なさについて

面接対策掲示板 質問の少なさについて

  • このトピックには7件の返信、2人の参加者があり、最後に橋谷により6年、 10ヶ月前に更新されました。
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  • #2626
    橋谷
    キーマスター

      ご質問くださって、ありがとうございます。

      まず、質問が少ないことに気がついたのが、前進です。
      自分が質問が少ないと思わなければ、質問を増やしていこうと考えられず、質問を増やしていくこともできません。質問が少ないことに、気がついたから考えていこうと思えるわけです。

      > 1.どうしたら、特定の話題について、問題の有無を判断できるようになりますか。

      この問題の答えの前に、関係することでもあるので、この部分を先に。

      > 何か問題(論述で言う問2)なのかを考え、全ての話題に質問をあてたいと思う。
      >   ⇒時間を意識する

      全ての話題に質問を当てたいと思っているのは、キャリアコンサルタントです。全部聞いて判断したいと思うからなのですが、必ずしも全部聞く必要はありません。全部細かく深く聞いていると、時間がいくらあっても足りません。これは試験に関わらず実務でも同様です。

      「今」悩んでいるので、今悩んでいる状況のところから話を聞いていきます。質問も、悩んでいる今の状況のところから質問をしていきます。

      まずは、相談者自身の悩みがおこっている状況、「何に」困っていて、「どうしたいか」を知る。何に困っているのか知るためには今困っている状況から聞いていきます。

      まんべんなく全部聞くというよりも、今の悩みに関係あるところから優先して質問していきます。必要なところから先に聞いていくことです。

      次です。

      話題について思っていることが3つ出てきています。
      ・「問題はない」
      ・「問題には関係ない」
      ・「問題は十分把握できた(でも本当は違うところに問題はあるのだが、気付けない)」

      3つは並列でしょうか?

      「問題は十分把握できた」→「問題はない」or「問題には関係ない」の判断

      把握した問題に対して、問題の有無を判断できるのではと思われます。

      つまり

      > 1.どうしたら、特定の話題について、問題の有無を判断できるようになりますか。

      は、有無の判断が出来るかというよりも「十分把握できた」が十分把握できていれば判断はできるのだが、十分把握が十分でなく足りないところがあるから、判断ができない(または判断していたとしてもずれる)。

      つまり判断できないというよりも、判断はできているのですが、十分把握が十分でないため、判断もずれるのではということです。

      十分把握していると思っていることの中に不足している可能性がある、その不足に気がついていない。こちらではないでしょうか。

      十分把握していて判断ができないのであれば、判断のもとになる知識や経験が不足しているところがあるからなのですが、判断のもとになる知識や経験が不足しているとは言えないと思われるからです。

      十分把握したと思ったら、ここでこそクローズドクエスチョンを使った相談者への確認です。

      これは次の質問にもつながります。

      > 2.自分のイメージが、思い込みであることに気づくためには、どうしたらいいですか。

      思い浮かんだことを、そのまま相談者にクローズドクエスチョンで質問して、その答えで思い込みかどうかを確認します。

      北京で働く=「北京に住む」というイメージが頭の中にでてきたら、疑わなくていいので、

      「北京に住んで働きたいということですよね。」
      「北京で働きたいということは、北京で生活するということですよね。」

      と、イメージしたことを疑わなくていいので、口に出して質問して、相談者の反応でズレていないかどうかを、確認します。

      イメージを疑う必要はないのです。疑わなくていいです。大丈夫。
      自分の頭の中に浮かんできたイメージが、相談者の考えとズレていないかを確認する。確認するためには相談者に質問して聞いてみる。ということです。

      相談は、相談者の話なので、相談者本人に聞かないとわからないからです。

      質問したら、質問の答えの言葉と言い方(言語非言語)で判断するのは、わかると思いますので、そこは大丈夫です。判断は出来ます。

      頭の中でわかった、イメージできた→わかったことイメージしたことを、念のため相談者に質問→相談者の反応で確認

      相談者とズレないことが大事なので、ずれないか確認していくようにしてみましょう。

      #2653
      hskmk
      参加者

        橋谷先生

        こんにちは。丁寧にご回答いただき、ありがとうございました。

        > 1.どうしたら、特定の話題について、問題の有無を判断できるようになりますか
        こちらについて、まずは「全ての話題に質問を当てたい。」と考えていること自体が間違っているとのこと、納得いたしました。そして課題は、まさに先生の仰るとおり、『十分把握していると思っていることの中に不足している可能性がある、その不足に気がついていない。』という点だと、私も思います。

        しかしながら、先生が対策としておっしゃっている、『まずは、相談者自身の悩みがおこっている状況、「何に」困っていて、「どうしたいか」を知る。何に困っているのか知るためには今困っている状況から聞いていきます。』というのが、非常に難しいように感じています。
        特に相談者は、複数の問題を抱えていることが多く、「何に」困っているのか、問題を見抜くことができません。論述問題で言えば、問2にあたる部分かと思いますが、この力はどうしたら身に付けることができるでしょうか。

        > 2.自分のイメージが、思い込みであることに気づくためには、どうしたらいいですか。
        についての対策は、『頭の中でわかった、イメージできた→わかったことイメージしたことを、念のため相談者に質問→相談者の反応で確認自分の頭の中に浮かんできたイメージが、相談者の考えとズレていないかを確認する。』とのこと、理解できました。ありがとうございます。
        あとは、イメージしたことを片っ端から確認すればいいということではなく、問題に関わることを質問していくことになると思うので、やはり、相談者が抱えている問題が何か、見抜く力が必要になるということですね。

        オンライン講座に掲載されている「●問2を考えるヒント1:登場人物のライフイベント」は大変参考になりました!しかし、当然、それだけでは全く足りず、どのようにキャリアコンサルタント視点の相談者の問題をあげられるようになるのか、途方にくれています。ご教示いただければ幸いです。

        #2659
        橋谷
        キーマスター

          お返事ありがとうございます。
          質問が出てくるということは、考えている、取り組んでいるということです。
          疑問点があるから止まっているのではなく、疑問点が出てきているので止まっている個所と原因はわかっているということ。あとはクリアしていくことですね。

          最初の「1.どうしたら、特定の話題について、問題の有無を判断できるようになりますか」の質問の続きです。

          > 『まずは、相談者自身の悩みがおこっている状況、「何に」困っていて、「どうしたいか」を知る。何に困っているのか知るためには今困っている状況から聞いていきます。』というのが、非常に難しいように感じています。

          これは、論述でいう問1です。

          続けて書いてくださったように、相談者が複数悩みを抱えて訴えている場合もありますが、その場合は、どれから先に解決解消していくか順番を決めます。
          相談者の訴える問題点が複数あれば、その複数を聞いて、どれを先に解決解消したいか、どれが一番悩んでいるかを相談者に質問していきながら明確にして、いちばん強く訴えている(深い)悩みを問1の相談者の訴える問題点として扱っていきます。他の相談者の訴える問題点は扱わないわけではありませんが、

          ・一番強い悩みを解決解消していく中で他の悩みも解決解消される
          ・別に取り扱う

          いずれかです。

          なので、問2ではなく問1です。
          どれが一番強い悩みか、先に解決解消したいかは、上にちょっと書いたのですが、相談者に質問で尋ねて、相談者が先に解決したいとか一番悩んでいるという悩みを問1として焦点をあてて目標を立てます。

          問2は相談者が気づいていない相談者の問題点なので、相談者が何に困っているかわかっている場合もありますが、何に困っているかわかっていなくてもキャリアコンサルタントが相談者の問題だと思えばいい場合もあります。

          次の「2.自分のイメージが、思い込みであることに気づくためには、どうしたらいいですか。」の対策のところも同様ですが、
          問2を見抜くためには相談者の状況や考え方や価値観を質問しながら情報収集し把握していく中で、相談者の不足部分やズレを探していきます。

          しかも片っ端から質問していく時間はさすがにないので、相談者が訴える問題点に近い状況や関係する状況から順番に質問して確認していきます。

          視点はケースにもよりますが、ヒントがあったほうが考えやすいと頃もあると思います。ライフイベント以外の視点が知りたいということなので、ヒントということでまた書きます。

          #2665
          hskmk
          参加者

            橋谷先生

            こんにちは。回答、ありがとうございます。

            複数の問題があれば、相談者に質問して、どれを先に解決解消したいか一緒に考える、ということでよろしいでしょうか。ただ、相談者が問題に気付いていれば、一緒に考えることになるのかと思うのうですが、そうではない場合、まずどこに問題があるのか考えることから始めなくてはいけません。私は、相談者が問題と感じていないと、相談者と同じ目線でしか考えるのみで、問題を深堀りすることができないため、やはりキャリアコンサルタント視点で考えることができていないんだと思います。

            先生の仰る通り、「しかも片っ端から質問していく時間はさすがにないので、相談者が訴える問題点に近い状況や関係する状況から順番に質問して確認していきます。」ということになると思いますので、ヒントを参考に考えていきたいと思います。。
            よろしくお願いいたします。

            #2685
            橋谷
            キーマスター

              そうです。そうです。
              相談者自身が訴える問題点が複数あるなら、どれを先に解決解消したいか相談者に質問して、基本的には相談者の一番解決したいことから進めていきます。もしくは一番困っている問題から進めていきます。それがDVDでいう赤旗になります。(目標)

              相談者が訴える問題点で悩みが強くない場合は、青旗になる場合があります。
              赤旗への途中経過の問題です。

              相談者が気づいていない問題は、どこに問題があるか考えるところから始めます。それは書いてくださっている通りです。

              相談者が気づいていない問題を、相談者の話を聞きながら考えていくのが、キャリアコンサルタントがキャリアコンサルティングの最初で行っていくこと(キャリアコンサルタントの見立て)です。

              「しかも片っ端から質問していく時間はさすがにないので、相談者が訴える問題点に近い状況や関係する状況から順番に質問して確認していきます。」

              のヒントと言うか「相談者が訴える問題点に近い状況や考える状況」から質問していきます。具体的には、今悩んでいるので今の状況から聞いていきます。

              話を聞く側(キャリアコンサルタント)は、過去から時系列で話を聞いた方が整理も理解もしやすいのですが、相談者は悩んでいることを話に来ていますので。今の状況から聞いていった方が、相談者は話しやすくなります。

              最初に相談内容を話す状況の中には、いくつかの場面があります。いくつかの場面のうち、どこから最初に質問しなければいけないということではありませんが、相談者の人が話したいところから質問をしていきます。

              #2713
              hskmk
              参加者

                「問2を考えるヒント」を増やしていただき、ありがとうございました!
                早速よく読み返し、参考にさせていただきたいと思います。

                質問についても、「全てを網羅する必要はないこと」を教えていただき、気持ちに余裕ができました。その上で、「今の状況から聞くこと」「相談者の問題に近い状況から質問すること」を心掛けていきたいと思います。
                ありがとうございました。

                #2737
                橋谷
                キーマスター

                  考えるヒント、まだ増やしていきますね。
                  その前に、今の「状況」と相談者に近い問題の「状況」の「状況」が、
                  もしかしたら、今までの説明では伝わり切れていないかもしれないと、
                  色々なやり取りや先日の面接対策講座の中で私が考えることもありましたので、
                  そちらを先に書きますね。

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