カテゴリー: 論述対策
第16回公開アドバイス Bさん問3方策
第16回公開アドバイス Bさん問3目標
第16回公開アドバイス Bさん問2
第16回公開アドバイス Bさん問1
第16回公開アドバイス Aさん問3方策
●第16回公開アドバイス Aさん問3方策
オンラインサイト内だけでの公開アドバイス続き、一人目Aさんの問3方策です。
(1)大学修士課程まで勉強してこられた道のりを傾聴し、情報ネットワークに専門性を持てたことをコンプリメントとする。(2)小さい頃から今までの出来事、頑張ったこと、感じたこと、人とのかかわりなどをワークシートに書き出してみて自分の感じるやりがいや不安を整理してもらう。(3)本人同意の上アセスメントツールを活用して適性を調べてみる。(4) (2)+(3)を踏まえ、進学と就職のメリット・デメリットを書き出してもらう。(5)大学の先生や先輩に不安を聞いていただき(4)で考えたメリット・デメリットが実際と合っているか、どんな就職先が考えられるのか相談する大切さに気づき実行してもらう。(6)そのうえで、5年先・10年先にどのようにありたいかについてキャリアプランやライフプランを立てることの重要性に気づいてもらう。以上の作業により相談者本人が進学か就職課を具体的なメリット・デメリットを踏まえて意思決定し前進できる支援を行う。
問3方策も、なんとかおさまっていますね。Aさんの解答を見て、分量的にこんなに書けるの?という疑問を持つ方もいると思うので、分量について書いています。実際は手書きの解答を見ています。
方策の内容です。
(1)大学修士課程まで勉強してこられた道のりを傾聴し、情報ネットワークに専門性を持てたことをコンプリメントとする。
→ これはいいですよね。
(2)小さい頃から今までの出来事、頑張ったこと、感じたこと、人とのかかわりなどをワークシートに書き出してみて自分の感じるやりがいや不安を整理してもらう。
→ 自分の感じるやりがいを整理するために、小さい頃から今までの出来事、頑張ったこと、感じたこと、人とのかかわりなどをワークシートに書き出してもらうとします。
それにより、相談者自身の感じるやりがいが明らかになったとします。
例えば、弟が小さいころや近所の子供の面倒を見ることに対するやりがいが明らかになったとします。
そのやりがいを、次にどのようにつなげていきますか?
例えば、小さいころから一途に好きな女の子がいて、その子に振り向いてもらおうと頑張ったのが、今までで一番やりがいがあったと相談者が話したら、それを次にどのようにつなげていきますか?
子どもの面倒を見るのも相談者にとってはやりがい、好きな女子に振り向いてもらうのも、相談者にとってはやりがい。
どんなやりがいが出てきても、次につなげていけますか?
次にどうつなげていくかによって、何に対するやりがいや何に対する不安を整理したいのか、そのために何について書き出してもらえれば、コンサルタントが整理したいと思う「何に対する」やりがいや「何に対する」不安が聞けるのかどうかです。
単にやりがい、不安、では広すぎます。
「自分の感じるやりがい」で、どういうことを聞くのを想定しているのか、そのために小さいころから今までの21年の出来事全部聞くのかどうかです。
(3)本人同意の上アセスメントツールを活用して適性を調べてみる。
アセスメントは何を使いますか?
ちなみにアセスメントは、本当に普段使っているなら書いてもいいですが、使っていないのであれば、その手間や時間を知らないと思いますので、方策としてはおススメしません。
(4) (2)+(3)を踏まえ、進学と就職のメリット・デメリットを書き出してもらう。
(3)は、使うアセスメントにもよりますが、相談者本人の適性を知る目的で行うのであれば、それで神学と就職のメリット・デメリットにどのようにつなげますか?
(2)は、進学と就職のメリット・デメリットが、あがるかどうかにもよります。少なくとも今のままでは広すぎるので、あがるとは言えません。
(5)大学の先生や先輩に不安を聞いていただき(4)で考えたメリット・デメリットが実際と合っているか、どんな就職先が考えられるのか相談する大切さに気づき実行してもらう。
「相談する大切さ」は、キャリアコンサルタントの考えです。
「相談する大切さに気づかせたい」のも、キャリアコンサルタントです。
必ず気づくかどうかは、わかりません。
どんな就職先が考えられるのか相談する大切さに気づかなかったら、どんな就職先が考えられるのか相談しないです。
(6)そのうえで、5年先・10年先にどのようにありたいかについてキャリアプランやライフプランを立てることの重要性に気づいてもらう。
キャリアプランやライフプランを立てることの重要性には、どうやったら気づいてもらうのか、その方策が書いていないのと、そもそも気づくだけでは、キャリアプランやライフプランは立ちません。
相談者が「そうか、キャリアプランやライフプランも立てたほうがいいんだな。」と気づいた。
ここでおしまいです。これはキャリアプランもライフプランも立っていません。
最後の「以上の作業により相談者本人が進学か就職課を具体的なメリット・デメリットを踏まえて意思決定し前進できる支援を行う。」は、問1の相談者の悩みを解決解消しそうな状態ではあります。少し言葉は違いますが、問3目標とずれているとも言えません。
最後の書き方はいいのですが、途中ですね。
あと客観的情報収集がないです。先輩にしろ先生にしろ相談者本人にしろ、人に聞く情報はその人が知っている情報だけです。
もしその人があまり知らなかったら、情報が集まりません。
人に聞くのが悪いわけではありません。人に聞かないとわからない情報もありますが、情報によります。
他の方の解答も載せますので、よかったら参考にしてみていただければと思います。
今からでも間に合うので、がんばりましょう!