kikit様
システムの都合で掲示板には入れなかったので、お返事遅くなり失礼しました。
たしかにkikit様が教わったように、
「相談者の言った言葉を伝え返すのが良い」
というのもあります。
状況については、出来るだけ相談者の言葉を変えずに、そのまま伝え返した方がいいです。
この例でいえば「電車が遅れていた」ということです。
相談者が状況について話しているときには、相談者の話をオウム返し、または要約で伝え返すだけでは、相談者の話の確認にすぎません。
確認は、必要です。
更に進めるために、相談者と状況の確認に加えて、相談者の感情きもちを確認していくというのがあります。
相談者の気持ちを確認する際には、「あなたはどういう気持ちですか?」とダイレクトに聞いても、相談者の気持ちは出てこないことがあります。
初対面で関係が出来ていない人に気持ちを聞かれても、なかなか話せないからです。
だから状況の中に含まれている「であろう」感情を、伝え返していくことで、「あなたはこういう気持ちなんですね。」ということを相談者に伝えていきます。
相談者が「えっ?そんなこと思ってないんですけれど」という場合も、時によってはあります。
キャリアコンサルタントが伝え返した気持ちが、相談者の気持ちとズレているかどうか、それを判断するために相談者の反応を見ます。
相談者が言葉でYESと言ったとしても、うなだれて視線があわなかったら、相談者の心の中はYESでないかもしれないからです。
キャリアコンサルタントの伝え返した言葉に対して、相談者の言葉や反応から違うようであれば、
「(相談者)さんは、どういう気持ちだったのですか?」
と、気持ちを聞いていきます。
相談者は違うと思っているわけですから、どこがどう違うかわかっているので、気持ちを話しやすくなります。
違う気持ちを話してくれたら、キャリアコンサルタントは「(相談者の話した気持ちを繰り返して)だったんですね。」と、相談者の気持ちを理解したことを繰り返して共通理解にしていきます。
気持ちを伝え返すのは、相談者の気持ちをともに感じて関係を作っていくためです。
伝えた気持ちが違ったら、どういう気持ちかを相談者に聞いて、共通理解にしていくようにします。
相談者の不安につながらないようにします。
「相談者が引きずられてしまうのでは?」というのも、相談者が本当にそう思っているのかどうか、相談者の様子を観察するなかで判断していきます。
または、相談者は「思っていなかったけれど、そういう気持ちもあるかも」と気づかされる場合もあります。
キャリアコンサルタントも伝え返すときに、相談者の思っている気持ちと全然正反対のことを言うはずはないのではないでしょうか。
だから全く違うというよりも、伝え返して違うのであれば少しずれているので、相談者の反応を見ながら、ズレを修正していくようにします。
ご質問くださって、ありがとうございます。
ここは、なかなか勇気が出ないと思いますが、日常ではけっこうやっています。
だから全くやったことがない、できないということでもないです。
日常の例も、書いてみますので、参考にしていただければと思います。
もしよんでわかりにくいとか、ココをもう少し聞きたいとかあれば、ココに書いてくださればお返事しますね。